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北京五輪開幕! 競泳メダル展望

 北京五輪が開幕した。 4時間以上にも及ぶ長時間の開会式。日本選手団は行進が終わると、暑さに耐え切れずに上着を脱ぎ、柔道の鈴木桂治が座り込んでいたシーンが写しだされるなど、参加したアスリートには気の毒で仕方なかったのだが、その内容は素晴らしかった。 歴史と中国の文化を、世界最大の人口を誇る国も持つマンパワーを存分に生かしたパフォーマンスで表現し、そこには驚きを伴う独創性があった。冒頭の2008個の太鼓を叩くシーン、人が入った活字が上下していく仕掛けや、絵巻物を人が動きながら書くアイデアなど、LEDを使った光と影を見事に使った演出であった。 聖火の点火には、噂された竜の出現はなかったが、今や中国が誇るスポーツメイカーの社長であるロス五輪体操の英雄が、最終ランナーとなった空中を遊泳ランする演出は、それはそれなりに度肝を抜く演出ではあった。 さて、いよいよ、本番のスタートである。  ここでは、鈴木大地の金メダル獲得時に放送席で叫んだことで有名となった名解説者でバルセロナでは五輪ヘッドコーチ、世界水連の競技委員まで務められた東島新次さんの水泳展望を紹介したい。 ――北京のプールにはどんな特徴があるのですか?「北京はファーストプールといわれている。水深も3メートルあって、泳ぎやすいという声を聞くね。ウォータチューブと呼ばれる、あの凸凹が、視覚にどんな影響を与えるか心配していたけれど、一応に気にならないというしね。記録は出るね」 ――初日から北島が登場します。「北島の2冠は固いと踏んでいるけれど、初日に勢いつくことが大事。序盤、特に3日目です。日本の水泳チームにとっては、北島の100の決勝がある8月11日が要注意、北島がどう泳ぐか。ここを、ありたっけの力で応援することでしょう。北島の金でスターとすれば、あとは、みんながノビノビ泳げます。メダルすれすれの候補者が、全部とっていきますよ。ここで北島が取れないと、あれ?となる。守りに入る。そうなるとレースが後半型になりますからね。そうなると波をかぶることになるので、大事なのは11日です」 ――北島論は、たっぷり論スポでしていただきました。ここでは、他選手の展望をお願いします。まずは男性陣から!「まずは、200m背泳ぎの入江陵介のノビシロに対する期待は大きいね。未知数だけども、レーザーレーサー(LR)とのマッチングにより、メダル圏内まできている。フェルプス、ロフテと強豪が揃っているけれど、JAPANオープンでの最後の15メートルの泳ぎが印象に残っている。泳ぎがよじれない。本来ならタイムを落とすところで持ちこたえた。 LRで自信がついた松田丈志も、楽しみはある。ランキングでいくと、トップから2秒ほど離れているけれど、銀、銅を狙える力はもっている。あとは、メドレーリレー。これもタイムで言えば、メダル圏内。佐藤久佳が、最後に逃げきることに期待を寄せたい」 ――女性陣は?「女子は最悪ゼロということもあるでしょう。どれも楽な種目はない。けれど、その中で一番の候補に私は、200メートルのバタフライで中西悠子を挙げたい。調整の上手さと、ここぞいう本番の一発勝負への強さが魅力。2分6秒のところに世界の有力どころが密集しているのだけど...。着外かメダルかという勝負に期待したい」 ――気になる選手は?「同じく200バタの星奈津美ですね。ポーンと、あと2秒を五輪の舞台で縮めてしまう可能性を持っている。バルセロナの岩崎みたいにノーマークのまま、あれよ、あれよということもあるのではないか。勇気のあるスイマーだ。、最後はドン」 ――女子背泳ぎも最強布陣です。「中村礼子はメダリストの実績がある。ひ弱さがアテネでは残っていたが、フィジカルがしっかりしてきたように見える。ただ、中村選手には失礼かもしれないけれど、潜在能力だと、伊東華英が上。精神面だけが不安だが、2人共にチャンスがある。また100、200メートル平泳ぎの種田恵も実力派。ここも層が厚いけれど、それだけに誰がオリンピックの舞台でコンディションを整え、レース戦略があるかで勝負が分かれる」。 ――柴田亜衣の連覇は?「柴田は、貫禄というか、あと調整能力にかけるしかない」、                              (文責=本郷陽一)

2008年8月 9日 04:16|記事URLコメント(0)トラックバック(0)

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