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WBC考察。「こんちくしょう」の思いで!      本郷陽一

 某エージェント会社のテレビで日本―韓国戦の結果を知る。

サンディエゴにもスタッフを派遣しているスポーツのプロである彼らの意見は「気合の入れ方が違ったように見えた」であった。論スポで戦前に韓国情報をもらったライターの意見では「韓国のモチベーションが低すぎて国民は怒っている」というものだった。だが、いざ日本と対峙すると、そういうモチベーションの低さは微塵も感じない。

論スポの熱血副編のF江は、前大会に続きマウンドに国旗を立てた行為が許せないと顔を真っ赤にしていたのだが、そういう滾る思いを侍ジャパンのメンバーが抱いたか、どうか。「どうしよう」ではなく「こんちくしょう」という思いである。岩村がグラブに漢字で刺繍している「なにくそ」の精神だ。

ロスでの準決勝進出の可能性を賭けた一戦はキューバ。日本でのキューバ通としては、日刊スポーツ特派員の鉄矢多美子さんと双肩とも言えるS氏による対キューバ対策のノートをもう一度開いた。

「投手力はB級なんです。でもキューバ野球はそれでいい。アトランタ五輪の決勝を思い出してください。同点で迎えた延長の表に無死で一、三塁のピンチを迎えたとき日本に対して1点もやらないバックホーム体制でなく、内野は1点をやってもいいゲッツーシフトを敷きました。結果、日本は併殺の間に1点を取りましたが、その裏、キューバは、一気に2点を奪ってサヨナラ勝ちをしたのです。ようするに10点奪われたら11点を取る野球。それがキューバなんです。だから、日本の投手がカギを握ることになりますね」

 イチローや福留らの不振で打線は、太い線にはなってはいないが、キューバの弱い投手陣からなら点は取れる。問題は、その点を守れるかどうかの投手陣である。初戦では城島のリードが光った。「じらせる。裏をかく」というリードである。岩隈の持つ縦の変化は非常に有効だと思う。侍バッテリーの英知が、キューバ打線を眠らせることができるのか。

                                (文・本郷陽一)

 

2009年3月18日 22:15|記事URLコメント(0)トラックバック(0)

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